現在、83歳である父親は要介護1です。物忘れがひどくなり、今、言ったことがほとんど残らない状態です。アルツハイマー型認知症と診断をうけています。
そこで、昔の父親の記録を調べてみました。
2012年11月、父親は76歳でした。その時に、ちょっと最近、「物忘れがひどくなった」と私自身が感じていました。
当時、田舎で1人暮らしの父親は、自分でも最近は「火を使うのが怖い」と言っており、私が電子レンジで調理のできるものをおくりましたが、「火」を使って調理したと。。。
それを聞いてびっくりした記憶があります。
また、家の鍵を忘れて帰宅し、鍵をどこで失くしたかも全く覚えていないため、家のガラスを割って入ったとか。。。。
このような状況が続いたため、病院に行って長谷川式のテストをやってみると29点と高得点(30点満点で20点以下が認知症の疑いあり)で、点数を見る限りでは「大丈夫でしょう」とのことでした。
ただ、ずっと物忘れがあり、「認知症かも?」といつも疑っていました。当時の介護認定の結果(要支援2)では認知症が原因ではないということもあり。
2013年に入り、「やはり今までとは違う」と思ったため、父親に健康診断だと言って、「MRI」をうけてもらいました。
結果は、アルツハイマー型認知症との診断でした。
振り返ってみると、「今言ったことを覚えていない」ことが数々あり、家族が「あれっ」と思うときは、早期検査をすぐにしましょう。
診断結果をうけて、進行を遅らせる薬を飲んでおり、ゆっくりとは進行していますが、もう約6年たちます。
ただ、最近では、以前にも増して物忘れがひどくなった気がします。
父親が認知症で判断能力がなくなると、財産が凍結します。例えば、家の売却・修繕、定期預金の解約など。
家族の方が「あれっ」と思った時が、父親の財産管理などの対策の最後のチャンスかもしれません。例えば、生前贈与やリバースモーゲージ、リーズバック、家族(民亊)信託など。
何事も早め早めの対策が必要だと思います。