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親が介護の話を拒否!スムーズに話し合うための具体策

「お父さん、ちょっと介護の話をしたいんだけど…」


そう切り出した途端、不機嫌そうな顔をされた。

 

親との介護の話し合いは、なぜこんなにも難しいのでしょうか?

 

特に、「自分はまだ元気だ」と思っている親に、介護や認知症の話を持ちかけるのは至難の業です。


「そんな話、まだ早い」「余計な心配をするな」と言われ、話が進まない…。

 

でも、いざというときに準備ができていないと、もっと大変な思いをするのは家族です。

 

 

今回は、私の実体験を交えながら、親とスムーズに介護の話を進めるコツ をお伝えします。

親は「まだ大丈夫」と思っている

高齢の親は、自分が年をとったことを認めたがらないことがよくあります。

 

私の親もそうでした。認知症の検査を受けさせることすら難しく、なかなか納得してくれませんでした。

 

そこで、私は「75歳以上の人はみんな受けている」と伝えてみたんです。

 

すると、意外にも「そうだったか」と素直に応じてくれました。

 

その後、検査を受けた結果、親から「心配かけて申し訳ないね」と言われ、無事に話が進んだのです。

 

しかし、検査結果を伝えても、親は「そんなはずはない」と受け入れないこともありました。

 

こうした場合、無理に納得させようとせず、時間をかけて少しずつ伝えていくことが大切だと感じました。

親のプライドを傷つけない話し方

介護の話をする際には、言い方に工夫が必要です。

 

例えば、「お父さん(お母さん)のために」と言ってしまうと、親は「まだ自分でなんとかできる」と反発しがちです。

 

代わりに、「私が心配だから、一緒に考えたい」と伝えることで、親のプライドを傷つけず、理解を得やすくなります。

 

また、第三者を交えることも非常に効果的です。

 

家族の言うことには反発しがちな親も、医師やケアマネージャー、親せきなど、外部の人の意見には耳を傾けることがあります。

 

私も実際に、介護の話をする際には、第三者の意見を交えて進めるようにしました。

 

これにより、親も抵抗感なく話を聞いてくれました。

 

大切なのは、親の意向を尊重し、一方的に伝えるのではなく、共に話し合いながら進めていくことです。

 

これが、スムーズに話を進めるための大きなポイントです。

高齢者の運転問題も難しい

親が高齢になると、運転の問題が避けられなくなります。

 

私の親も、年齢を重ねても「まだ自分は大丈夫だ」と思い込んで、車の運転を続けていました。

 

幸いにも、その時ちょうど車が故障してしまい、そのまま車を手放す流れとなり、大きなトラブルにはならなかったのですが、もし車が故障していなければ、強制的にでも何とかしなければならない状況だったため、警察などにも相談していました。

 

田舎では車がないと生活に困ることも多いのが現実ですが、高齢になった親には、運転をさせないことが最も重要です。

 

運転を続けていることで、親が事故を起こすリスクが高まり、周囲の人々にも危険が及ぶ可能性があります。

 

これを防ぐために、できるだけ早い段階で運転をやめてもらうことが必要です。

 

運転をやめたことで、親は少し元気がなくなり、「自分も年老いたかもしれない」と感じるようになったと言っていました。

 

このように、親が運転をやめることで生活にどんな変化が起こるのかを事前に考えておくことが大切です。

 

現実的には、特に親が元気であれば、車の運転をやめてもらうのは難しい交渉です。

 

しかし、親の安全と周囲の人々の安全を最優先に考え、しっかりと向き合っていく必要があります。

介護に向けた準備を早めに進める

介護の話し合いをスムーズに進めるためには、時間があるうちに少しずつ準備を進めることも大切です。

 

親が元気なうちに、どんな介護が必要になるか、どのような施設を利用するのか、財産管理や相続の問題についても早い段階で話しておくことが、後々のトラブルを避けるために重要です。

 

私の親も、最初は「まだ元気だ」と思っていましたが、80歳を超えたころから少しずつ体力が衰えていくことを実感し、介護や相続に対する意識も変わりました。

 

早期に話し合いを始めることで、親も納得しやすくなると感じました。

介護における家族の協力

介護は一人ではできません。

 

家族全員で協力し合いながら進めるものです。

 

私自身も、親の介護については兄と相談し合い、兄弟で役割分担をしながら進めていくようにしました。

 

家族で協力していると、親自身も安心感を感じ、ストレスも減少します。

 

特に介護の負担が大きくなったときには、定期的に家族で集まって状況を確認し、対策を講じることが大切です。

 

個々の家庭事情に合わせたサポート体制を作り、親にとっても快適な生活ができるように工夫していきましょう。

まとめ

親との介護の話し合いをスムーズに進めるのは簡単ではありませんが、次の工夫をすることで、話し合いが進みやすくなります:

  • 嫌がる検査などは「〇歳以上の人は、みんなやっている」など伝える
  • 親のプライドを傷つけない話し方をする
  • 第三者をうまく活用する
  • 生活の変化を考えながら話す
  • 介護に向けた準備を早めに進める
  • 家族全員で協力する など

これらのポイントを意識して、親との話し合いを進めるとともに、介護は家族全員で協力して取り組むものだということを忘れずに。

 

親の気持ちに寄り添いながら、できるだけ早い段階で話し合いを始めていくことが重要です。